雲南市議会 2005-12-06
平成17年12月定例会(第1日12月 6日)
平成17年12
月定例会(第1日12月 6日) 雲南市告示第127号
平成17年
雲南市議会12
月定例会を下記のとおり招集する
平成17年11月28日
雲南市長 速 水 雄 一
記
1 日 時 平成17年12月6日
2 場 所
雲南市役所議場
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〇開会日に応招した議員
藤 原 政 文 足 立 昭 二
景 山 隆 義 加 藤 欽 也
細 田 實 藤 原 信 宏
山 崎 正 幸 堀 江 眞
村 尾 晴 子 周 藤 強
堀 江 治 之 光 谷 由紀子
岡 田 盛 行 小 林 眞 二
石 川 幸 男 福 間 義 昭
吉 井 傳 深 田 徳 夫
景 山 源 栄 板 持 達 夫
岩 田 隆 福 松 浦 保 潔
田 中 隆 青 木 幸 正
金 山 寿 忠 阿 川 光 美
安 原 重 隆 高 尾 肇
深 津 吏 志 内 田 郁 夫
日 野 守 渡 部 彰 夫
加 藤 一 成 星 野 智
佐 藤 嘉 夫 伊 原 重 雄
深 石 広 正 吾 郷 廣 幸
───────────────────────────────
〇応招しなかった議員
な し
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平成17年 12月(定例)雲 南 市 議 会 会 議 録(第1日)
平成17年12月6日(火曜日)
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議事日程(第1号)
平成17年12月6日 午前9時30分開会
日程第 1
会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸報告
日程第 4
委員長報告
日程第 5 質疑
日程第 6 討論
日程第 7 採決
日程第 8 議案の上程(
一括議題)
議案第182号 雲南市
スポーツ振興審議会条例の制定について
議案第183号 平成17年度雲南市
一般会計補正予算(第7号)
議案第184号 平成17年度雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第185号 平成17年度雲南市
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第186号 平成17年度雲南市
生活排水処理事業特別会計補正予算(第2号)
議案第187号 平成17年度雲南市ゆとりの
里事業特別会計補正予算(第2号)
議案第188号 平成17年度雲南市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)
議案第189号 平成17年度雲南市
水道事業会計補正予算(第3号)
議案第190号 平成17年度雲南市
工業用水道事業会計補正予算(第2号)
議案第191号 市道の
路線認定について
議案第192号 市道の
路線変更について
日程第 9
市長所信表明
日程第10
提案理由の説明
日程第11 議案の質疑
───────────────────────────────
本日の会議に付した事件
日程第 1
会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸報告
日程第 4
委員長報告
日程第 5 質疑
日程第 6 討論
日程第 7 採決
日程第 8 議案の上程(
一括議題)
議案第182号 雲南市
スポーツ振興審議会条例の制定について
議案第183号 平成17年度雲南市
一般会計補正予算(第7号)
議案第184号 平成17年度雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第185号 平成17年度雲南市
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第186号 平成17年度雲南市
生活排水処理事業特別会計補正予算(第2号)
議案第187号 平成17年度雲南市ゆとりの
里事業特別会計補正予算(第2号)
議案第188号 平成17年度雲南市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)
議案第189号 平成17年度雲南市
水道事業会計補正予算(第3号)
議案第190号 平成17年度雲南市
工業用水道事業会計補正予算(第2号)
議案第191号 市道の
路線認定について
議案第192号 市道の
路線変更について
日程第 9
市長所信表明
日程第10
提案理由の説明
日程第11 議案の質疑
追加日程第1 諮問第1号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについ
て
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出席議員(38名)
1番 藤 原 政 文 2番 足 立 昭 二
3番 景 山 隆 義 4番 加 藤 欽 也
5番 細 田 實 6番 藤 原 信 宏
7番 山 崎 正 幸 8番 堀 江 眞
9番 村 尾 晴 子 10番 周 藤 強
11番 堀 江 治 之 12番 光 谷 由紀子
13番 岡 田 盛 行 14番 小 林 眞 二
15番 石 川 幸 男 16番 福 間 義 昭
17番 吉 井 傳 18番 深 田 徳 夫
19番 景 山 源 栄 20番 板 持 達 夫
21番 岩 田 隆 福 22番 松 浦 保 潔
23番 田 中 隆 24番 青 木 幸 正
25番 金 山 寿 忠 26番 阿 川 光 美
27番 安 原 重 隆 28番 高 尾 肇
29番 深 津 吏 志 30番 内 田 郁 夫
31番 日 野 守 32番 渡 部 彰 夫
33番 加 藤 一 成 34番 星 野 智
35番 佐 藤 嘉 夫 36番 伊 原 重 雄
37番 深 石 広 正 38番 吾 郷 廣 幸
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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
議会事務局長 ──── 景 山 英 好 書記 ──────── 山 根 史 朗
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説明のため出席した者の職氏名
市長 ──────── 速 水 雄 一 助役 ──────── 内 田 孝 志
1つ、提案された13会計については、合法的かつ正確に執行されており、
財政運営においても特に問題はなかった。2つ、合併に伴い、それぞれの町村が長年取り組んできた
行財政課題が合併後の雲南市に引き継がれ、
事務処理が正確に行われていた。3つ、合併による効果を少しでも早く発揮するため、
行財政改革に着手し、効率的な
財政運営の確立を早急に図る必要がある。
以下、審査において委員からの意見を総括的に集約いたします。
1つ、新市の
行財政運営と
予算執行状況について。2つ、合併後の
特徴的施策の取り組みについて。3つ、
主要事業の
執行状況と新市への移行について。4つ、未収金の状況について。5つ、基金の
運営状況と市債の適正な管理について。6つ、
生活関連事業の整備状況と今後の運営について。以上6項目など、執行部から誠意ある回答がなされたが、特に未収金の状況については、その解消に全庁的体制で努めているが、年々増加しており、その対策と対応に苦慮している旨の報告がなされた。
終わりに、今後の
地方行財政をめぐる諸情勢は楽観視できるものではなく、特に財政問題は深刻かつ最重要課題である。このような状況の中、合併後の
まちづくりのための体制整備を図り、
住民サービスの向上に向けた取り組みを積極的に展開するために、次のことを要望する。
1つ、合併効果の発揮と市としての一体感の醸成。2つ、効率的、計画的な
財政運営への努力。3つ、未収金の解消に向けた関係機関が一体となった
積極的対策。4つ、使用料、負担金等の早急な一本化。5つ、組織、機構の確立と適正な人員配置と顧問制度の扱い。6つ、
主要施策事業についての費用対効果による精査。7つ、電算システムの確立による
事務事業の効率化。8つ、負担金、補助金及び交付金の交付における公正性の確立。9つ、市民の安全、安心を確立するための防災体制の整備。
以上、今後の雲南市の
行財政運営に向けての要望を行い、
決算審査特別委員会報告といたします。
○議長(吾郷 廣幸君) 以上で
委員長報告を終わります。
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◎日程第5 質疑
○議長(吾郷 廣幸君) 日程第5、
委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吾郷 廣幸君) ないようでありますので、質疑を終わります。
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◎日程第6 討論
○議長(吾郷 廣幸君) 日程第6、これから討論を行います。
まず、
委員長報告に対する反対者の発言を許します。
12番、
光谷由紀子君。
○議員(12番
光谷由紀子君)
先ほど決算特別委員長の報告がありましたが、私は認定第51号、平成16年度雲南市
一般会計歳入歳出決算認定についてと、認定第52号、平成16年度
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、この2件につきまして、
決算特別委員会におきましても反対の意思を表明いたしております。その理由を述べて反対討論をいたします。
まず、認定第51号、平成16年度雲南市
一般会計歳入歳出認定についてでございますけれども、先ほど委員長の方からも報告がありましたように、この平成16年度
会計決算は、合併前からの旧町村の事業の継続と、そしてまた、合併後から3月までの5カ月間という短期間の決算ということと、そして、そういうことがもとで、前年度との比較ができないというような特殊の事情の中での審査でございました。
市民の中では、合併と同時に、合併に賛成をされた方、期待を持っておられた方までが、合併とはこんなものだったのかというような、こういった気持ちがたくさん出た状況ではなかったか、5カ月間ではなかったかという状況でした。そして、施策の中では、努力されている点は大いに認めるところでありますけれども、一、二点のところで、私の、この支出に対しては反対、認められないという状況もございますので、その点を申し上げておきたいと思います。
一つには、顧問制度の問題です。これは
予算審議の中でも大論議となったものでございます。その結果、月20万円の報酬予定が月10万円と減額となりましたけれども、審査の中で、執行部の方からは適切な指導、助言をいただいているという答弁もございましたけれども、市民の皆さんの立場に立って、市民感情から見れば、今、本当に国の悪政のもとで住民負担は増加する中でございます。そして、リストラや失業が問題となっておりますけれども、仕事があったとしても
パート雇用であったり派遣社員の雇用であったりという、大変不安定な雇用が多い中で、そうした中で、いわば旧町長の救済措置とも言えるような制度、これは金額の多少にかかわらず、私は認めるわけにはいかない、こういう思いでございます。また、補助金の中でも一運動団体の支出は認められません。地方自治の本旨に基づき、住民の福祉の増進とサービスの向上を図ることが重要でありますので、今後の施策の中で、オンリーワン事業の中止、また中止も含めて見直しをすべきと思います。
次に、認定第52号、平成16年度国民健康保険事業
特別会計の決算についてでございますけれども、国保会計は、担当のされる皆さんが、本当に苦労される会計だということは十分認識もいたしております。また、保険料と保険税と不統一な調定となっておりますが、その中で1点でございますが、滞納者に対するペナルティー措置についてでございます。資格証明書は、平成16年度は発行されておりませんでしたけれども、短期保険証は発行がなされました。17年度には資格証明書69件、短期保険証は164件と発行となっております。という報告を受けておりますが、その方向を打ち出された年度ではなかったかと思います。そうした点は、病気の重症化につながりますし、ひいては医療費の増嵩にもつながってまいります。命にかかわる問題であり、認めることができません。
以上、反対討論を述べ、終わります。以上です。
○議長(吾郷 廣幸君) 次に、賛成者の発言を許します。賛成討論はありませんか。
〔賛成討論なし〕
○議長(吾郷 廣幸君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吾郷 廣幸君) ないようでありますので、これで討論を終わります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第7 採決
○議長(吾郷 廣幸君) 日程第7、これから採決を行います。
反対討論がありました議案を起立によって採決をいたします。
これから、認定第51号、平成16年度雲南市
一般会計歳入歳出決算認定についての件を採決いたします。
認定第51号、平成16年度雲南市
一般会計歳入歳出決算認定について、賛成の諸君は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(吾郷 廣幸君) 賛成多数であります。よって、認定第51号、平成16年度雲南市
一般会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定されました。
これから、認定第52号、平成16年度雲南市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についての件を採決をいたします。
認定第52号、平成16年度雲南市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、賛成の諸君は起立を願います。
〔賛成者起立〕
○議長(吾郷 廣幸君) 賛成多数であります。よって、認定第52号、平成16年度雲南市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定されました。
ただいま決算審査特別委員長から審査結果の報告のあった付託議案のうち、認定第51号と認定第52号を除く議案各件は、
委員長報告のとおり決することに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吾郷 廣幸君) 異議なしと認めます。よって、
決算審査特別委員会付託議案のうち、認定第51号と認定第52号を除く議案各件は、
委員長報告のとおり認定されました。
次に、陳情第17号についての件を採決いたします。
ただいま
産業建設常任委員長から審査結果の報告のあった陳情について、
委員長報告のとおり採択とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吾郷 廣幸君) 異議なしと認めます。よって、陳情第17号については、
委員長報告のとおり採択することに決定をいたしました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第8 議案の上程(
一括議題)
○議長(吾郷 廣幸君) 日程第8、議案の上程を行います。
議案第182号、雲南市
スポーツ振興審議会条例の制定についてから、議案第192号、市道の路線廃止についてまでの11件を
一括議題といたします。
─────────────・───・─────────────
◎日程第9
市長所信表明
○議長(吾郷 廣幸君) 日程第9、市長の所信表明を求めます。
番外、速水市長。
○市長(速水 雄一君) 平成17年
雲南市議会12
月定例会の開会に当たり、市政に関する私の基本的な考え方と行政報告を申し上げ、議員の皆様を初め市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
雲南市が発足し1年が経過いたしました。この間、命と神話が息づく新しい日本のふるさとづくりを掲げ、新しい雲南市の
まちづくりを進めてきたところでございますが、このさらなる推進と同時に、雲南市における地域の経営改革は待ったなしであると考えております。
国や自治体の財政危機が深刻化する中、公共施設のストックや経費の拡大といった従来の行政運営から脱却し、新しい行政システムとその運営が求められているところであります。市町村合併という機会を、行財政の仕組みを新しい
まちづくりへの挑戦に向けて改革する契機としなければなりません。まさに改革すべきときは今であり、私は事業や組織機構、定員、給与、公共施設の管理、第三セクター等の見直しに着手したところであります。
人件費の削減等につきましては、7月に職員組合に提案を行い協議してまいりましたが、このほど組合の理解と協力を得、今年度は12月より、給料5%減額を含む人件費8%程度の削減に踏み切ることといたしました。来年度以降も見直すべく協議を継続しております。
公共施設の管理や第三セクターの見直しについては、さきの臨時議会で方向性を御報告したところでございますが、来年度に向かい、その具体化を急いでいるところであります。関係者の皆様には、格別な御理解を賜りたいと存じます。
また、実施計画の策定や来年度予算の編成作業を通し、事業計画の見直しや事業の精査等を進めてまいります。さらには、現在進めております
行財政改革大綱の策定により、組織機構の改革、施設管理の統合などの改革を今年度中に明らかにする予定であります。
去る11月15日には、
行財政改革の取り組みを一層進めるため、諮問機関として、市民活動者、民間事業者及び学識経験者など10名から成る雲南市
行財政改革推進会議を設置し、会長に島根大学副学長、保母武彦教授に就任いただきました。この推進会議は、平成18年度末までを設置期間とするもので、今年度は、
行財政改革大綱素案等について推進会議に諮問し、来年2月に答申をいただき、成案としてまとめた後、皆様に御報告を申し上げる予定でございます。行政内部による改革方針の検討とあわせ、市民の視点からの
行財政改革の検討をいただきながら、今後、改革の中身を明らかにしてまいります。
改革の推進に当たっては、市民の皆様の御協力のもと、不退転の決意で取り組む所存であり、雲南市の新しい日本のふるさとづくりに、市民並びに議員の皆様の心からなる御協力をお願い申し上げます。
次に、9
月定例会以降の市政運営の状況及び当面の課題を申し述べます。
まず、雲南市誕生1周年記念式典についてであります。去る11月3日に挙行いたしました雲南市誕生1周年記念式典は、総務大臣代理総務省自治財政局、大西秀人様、島根県知事、澄田信義様、参議院議員、景山俊太郎様、衆議院議員、竹下亘様を初め多数の御来賓の皆様に御列席賜り開催いたしました。また、議会議決を賜りました「平和を」の都市宣言も式典の中で宣言をいたしました。議員の皆様を初め市民の皆様にも多数御出席いただきましたこと、厚くお礼を申し上げますとともに、今後とも雲南市の
まちづくりの推進に向け努力してまいる所存でありますので、皆様の御協力をいただきますようお願いを申し上げます。
続いて、国勢調査結果速報についてであります。10月1日を基準として実施されました平成17年国勢調査について、去る11月25日に島根県から結果速報が発表されました。それによりますと、総人口4万4,407人、世帯数1万2,985世帯という結果が出ております。これは、前回の平成12年の国勢調査時に比べ、人口が1,916人の減、世帯数が25世帯の増となっており、課題の一つと認識しているところであります。今後、結果の詳細を待ち、分析を進め、定住施策の推進を図る所存であります。
次に、
まちづくりの主要施策であります「市民が主役の自治のまち」にかかわる施策について御報告をいたします。
まず、自治振興についてでありますが、地域委員会連絡会では、これまで3回の会議を重ね、地域委員会相互の連絡調整、今後の進め方や問題点についての意見交換を行いました。10月末現在で、地域自主組織が準備組織も含めて34団体、
まちづくりグループが80団体、NPO法人が1団体、計115団体の登録を、そしてまた、地域振興補助金につきましては、地域自主組織28団体から33事業、
まちづくりグループ55団体から58事業、NPO法人1団体から1事業、計84団体から92事業を承認したこととなります。
また、去る10月26日にNPO法人ひろしまね理事長、安藤周治氏を講師に招き、地域自主組織に関する
まちづくり講座を開催し、11月24日には香木の森香楽市代表、寺本恵子氏を講師に招き、コミュニティービジネスに関する
まちづくり講座を開催いたしました。多くの市民の皆様の御参加をいただき、関心の高さを感じたところでございます。
なお、風土に根差した地域の魅力づくり、中山間地域の交流人口の拡大及び新しい産業の創出に寄与することを目的とする、市内で2番目となるNPO法人
まちづくりコラボレーション島根、代表、和田明氏が、吉田町において新たに設立されました。
続いて、地域要望についてであります。提出された要望事項は、雲南市全体で904件の提出があり、地域委員会において審議の上、市の関係する部署において協議し、11月中にそれぞれの自治会等へ回答したところであります。なお、回答した事項につきましては、雲南市の財政状況を勘案しながら、予算化する必要がある要望については予算に反映させるなど、順次対応していくこととしております。また、要望事項の中で、国や県の事業にかかわるものについては、関係機関へ要望事項を伝え、速やかな対応をお願いすることにしております。
今回提出いただきました地域要望をそれぞれの地域の課題と受けとめ、解決する手段を検討し、市政全般に反映させていきたいと考えておりますので、御理解、御協力のほど、よろしくお願いを申し上げます。
次に、
まちづくりの主要施策であります「快適生活のための機能と自然あふれる生活空間が共生するまち」についてであります。
まず、尾原ダム建設事業についてであります。去る11月15日、ダム建設予定地において尾原ダム転流式が挙行され、斐伊川本流を仮排水路へ流す転流が無事完了いたしました。これにより、本体工事の準備がほぼ整い、工事着手に向けて大きく前進したところでありますが、本体工事の入札手続につきましては、現在、国土交通省で鋭意作業が進められており、来春2月末には工事発注される予定でございます。
また、本体工事に伴う振動、騒音等周辺地域の生活環境対策につきましては、去る9月の初めに地元尾原地区ダム対策同盟会から国土交通省に、ダム本体工事に関する質問事項が提出されております。既に、国の回答並びに説明会の開催など、同盟会と国土交通省の間で協議が進められております。市といたしましても、地元の皆様の日常生活への影響が最小限のものとなるよう、国土交通省や島根県など関係機関と十分連携をとりながら最善を尽くしてまいりたいと考えております。
一方、地域に開かれたダム整備計画に基づく周辺整備と地域活性化策につきましては、島根県や競技団体とともに競技用公認ボートコースとサイクリング競技施設の概略設計の検討を行っているほか、地域住民と行政の協働による整備計画の推進を図るため、去る11月24日に地元代表者の方と関係行政機関で構成する尾原ダム地域づくり活性化研究会の準備会を開催したところであり、今後は、この研究会において整備計画の具体的な内容を協議、検討することといたしております。
また、雲南市、奥出雲町、飯南町で組織する斐伊川・神戸川ダム対策協議会では、去る11月15日に中国地方整備局に対して、また12月1日には国土交通省、財務省、地元選出国会議員に対して、市議会の御支援をいただきながら、予算確保や建設促進等について本年7月に続き重ねて要望いたしております。
続いて、バス交通についてであります。これからの市民バス運行の指針となります市民バス交通計画につきまして、これまで議会並びに地域委員会等から御参加いただき開催いたしました雲南市公共交通対策協議会や、中国運輸局島根運輸支局並びに島根県交通対策課からオブザーバーを迎え、関係各部署の職員で構成する市民バス対策会議において検討してまいりましたが、このほど策定作業を終え、去る10月14日に開催いたしました公共交通対策協議会において承認をいただきました。具体的には、JR木次線など公共交通とのアクセス強化、地域要望に基づく運行ルートの見直し、地域バスの運行の効率化であります。これに基づき、平成18年4月より一体的な業務委託により市民バスの運行を行ってまいります。なお、平成18年度以降につきましても、利便性の向上と効率的運行を目指し見直しを行ってまいります。
続いて、中国横断自動車道尾道松江線についてであります。三刀屋木次インターチェンジから仮称吉田掛合インターチェンジ間については、8月以降、用地買収補償契約を個別及び集団調印を行っておりますが、その状況は、雲南市内の契約予定件数249件中217件、87%、これは11月1日現在でございますが、こうした締結状況と聞いております。また、吉田掛合インターチェンジから県境間につきましては、地権者の皆様の境界などの確認がおおむね完了したところであります。早期に全体契約が完了するよう、関係者の皆様に御協力いただきますよう、改めてよろしくお願いを申し上げます。
日本道路公団は、ことし10月1日をもって分割民営化されましたが、本路線は西日本高速道路株式会社に委託して、引き続き事業が進捗されるとのことでございます。先般10月31日には、中国整備局へ中国横断自動車道尾道松江線三次・三刀屋木次間建設促進期成会の会長として、事業進捗を要望してまいりました。現在のところ、新直轄方式による道路整備については、東北地方、中国地方が先行して取り組んでいたことから、予算は優先的に配分を受けているとのことでございました。
島根県境から三次ジャンクションまでの広島県内も、現在、用地測量と買収契約が進められております。用地買収が完了したところから本線の工事が着工されますので、関係の皆様には御理解、御協力のほどよろしくお願いをいたします。
このほか、旧町村において協議されてきました三刀屋町六重地内の簡易インターチェンジ、吉田パーキングエリアの開発計画については、高速道路計画の部分的変更を要するものであることから、雲南市としての構想を平成18年度でまとめ、関係機関と協議していきたいと考えております。
続いて、定住対策についてであります。県内外から定住に関する問い合わせをいただいており、定住推進委員により、随時空き家の紹介や定住環境の相談に応じておりますが、定住希望者の方は一軒家を希望されることが多く、本年度実施した空き家調査で把握している物件だけでは不足している状況であります。空き家については、ホームページやケーブルテレビなどでも募集をしておりますので、市内の空き家物件の提供につきまして御協力いただきますよう、よろしくお願いをいたします。
また、田舎ツーリズムに関しましては、島根県が実施しているしまね田舎ツーリズム推進協議会により、雲南市内より5団体が登録されております。そのうちの大東町海潮地区振興会では、10月29日から30日にかけ、大東町海潮地区において大東定住支援センターの協力により、田舎暮らし体験ツアーを実施されました。遠くは兵庫県からの参加者も含め15人の参加があり、1泊2日という短い時間の中ではありましたが、農業体験、祭りへの参加等を通して、地元の方々と触れ合う時間を過ごされました。参加された皆様からは、このツアーでのよかった点、改善してほしい点等の意見をお寄せいただき、市としても今後の取り組みへの参考にしていきたいと考えております。
続いて、住宅整備事業についてであります。本年3月から、JR木次駅裏の木次公園横の敷地において、事業費1億8,000万円で建設を進めてまいりました三日市住宅が先般11月末に竣工いたしました。鉄筋コンクリートづくり3階建ての公営住宅6棟24戸と集会所1棟を計画しておりますが、このたび、そのうちの2棟8戸と集会所が完成いたしました。間取りはすべて3DKで1階部分が高齢者対応型、2、3階は一般世帯向けとなっております。本日から12日までの間で入居募集を行い、年末からの入居開始を予定いたしております。完成した三日市住宅が雲南市の定住対策、あるいは地域活性化に大いに役立つことを期待するものであります。
次に、
まちづくりの主要施策であります「誰もが健やかに安心して暮らすまち」についてであります。
まず、身体教育医学研究所についてであります。「生涯健康でいきいきと生活できる雲南市」を目指して進めております身体教育医学研究所につきましては、設立準備委員会を立ち上げ、6月に第1回、8月には第2回の委員会を開催し、各方面から参加いただいている委員の皆様から貴重な御意見をいただき、具体的な準備作業を進めております。
これまで準備委員会では、研究所が取り組む事業、組織形態、設置場所、職員体制等について協議をいただき、一定の方向が出されたところであり、来年2月には第3回の準備委員会を開催し、研究機関の設置運営に関する最終決定を行うこととしております。
研究所の設置主体は雲南市でありますが、運営形態としては保健・福祉・介護等、現場のノウハウの蓄積があり、さらに先進的な取り組みを実践されてきた福祉法人への委託を考えております。
研究所では、運動指導士等を養成して、既存の体育施設や温泉施設、プール等を活用した健康づくり運動を展開するとともに、情報の全国ネットの構築や共同研究、受託研究等幅広い取り組みも視野に入れ、事業展開していく方向で準備を進めております。
続いて、介護保険制度についてであります。平成18年4月から始まります第3期介護保険事業計画では、介護予防システムの創設、地域包括支援センターの設置等を含む大幅な制度改正が行われることとなっており、現在、広域連合の介護保険事業計画審議会で審議が進められております。
今回の制度改正により、給付費総額に占める保険料部分は18%から19%にアップし、また1号被保険者数も現在の2万1,700人から200人程度減り、さらに地域支援事業や通所介護、小規模多機能居宅介護などの居宅サービス整備等も増加してまいります。
介護保険事業計画を立てるに当たって、国の指針により増加する保険給付費の抑制を図るため、要介護度2から5までの認定者数に対する特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養型医療施設等の利用者が占める割合を、平成26年には37%以下とする目標設定をしておりますが、現在、雲南圏域の利用割合は、これを大きく超える45%となっております。雲南圏域内では、老人保健施設やケアハウス、グループホームなどさまざまな福祉施設の整備希望がございますが、仮に圏域内の施設整備を希望どおりにすべて実施しますと、第3期の保険料は1,000円近い増額となり、さらに平成21年からの第4期計画では、さらに高くなることが見込まれるところでございます。
こうした状況から、新たな施設整備は極力抑えることとし、介護予防給付を中心に居宅介護を重視して、保険料の引き上げ幅を抑える方向としており、新しい介護報酬単価が示されていない現段階の見込みではありますが、第3期の保険料は4,000円程度になるものと考えております。なお、保険料は平成18年2月の広域連合議会において決定される予定でございます。
次に、
まちづくりの主要施策であります「ふるさとを愛し豊かな心を育む教育と文化のまち」についてであります。
まず、しまね教育ウィーク期間中に開催いたしました加藤歓一郎先生生誕100年記念式典についてでございます。去る11月5日、日登公民館において、加藤歓一郎遺徳顕彰会の皆様の御尽力により、関係者100名の御参加をいただき、盛大に開催いたしました。当日は、記念式典の後、「ひと粒の命」の著者の山根行雄氏の基調講演と、「加藤教育から学ぶもの」をテーマにしたシンポジウムを開催いたしました。新しい時代を切り開くたくましい人間の育成のため、一層努力する所存でございます。
続いて、雲南市第1回生涯学習フォーラムについてであります。11月19日から20日にかけ開催したこのフォーラムは、旧加茂町から雲南市に引き継いだ事業で、初日は「子どもの居場所づくり活動から広がる学社融合」をテーマに、文部科学省の若手職員10名のほか、居場所づくり活動のスタッフ等関係者100名が参加し、居場所の現状や効果等について話し合いをいたしました。
2日目は、文部科学省研究開発局、水畑順作氏の「教育を取り巻く昨今の情勢について」の基調講演を行いました。教育改革が進む中、次代を担う子供の育成のため、こうしたフォーラムを今後も継続して開催してまいりたいと存じます。
続いて、人権・同和教育についてであります。雲南市人権・同和教育推進協議会を、去る10月3日に関係者70名の参加をいただき設立し、初代会長には
雲南市議会の吾郷廣幸議長に御就任いただいたところでございます。
当日は、設立総会にあわせ鹿児島大学の梅野正信教授による記念講演も開催いたしました。特に教授から御指導をいただいた人権教育の指導方法等のあり方や学校と保護者、地域社会、専門機関との連携等については、雲南市の人権・同和教育推進基本方針の具現化に生かしてまいりたいと考えております。
続いて、島根県桜友誼林建徳訪問団についてであります。去る11月9日から13日まで、雲南市青壮年派遣研修奨励事業により、市民からの参加者12名を島根県桜友誼林建徳訪問団へ派遣したところであります。この訪問団は、以前から中国建徳市と交流のあった島根
まちづくりネットワークが、1,000本の桜を建徳市へ植樹しようということで交流を深めてこられたものであります。昨年春には、建徳市の楊軍市長以下7名の方々が雲南市を訪問され、桜の記念植樹も行われております。
今回の訪問により、市民の皆様に、実際の中国に触れ、中国文化を理解していただき、今後は草の根の交流、民間レベルでの交流を深めていただけるものと期待し、また、今回の派遣にあわせ雲南市として建徳市を訪問いたしました。建徳市長は、建徳市と雲南市とは似ているところが多く、交流を深めたいと述べられ、お互いの市の紹介や意見交換、友好交流等について話し合ってまいりました。雲南市としては、持ち帰りました情報等をもとに、桜をキーワードとした中国建徳市との文化交流、経済交流等具体的な交流を検討してまいりたいと存じます。
次に、
まちづくりの主要施策であります「多様な地域資源を活かした産業が発展するまち」についてであります。
まず、産業振興センター設置についてであります。新市建設計画では、産業振興を重要課題と位置づけております。そのためには、財政基盤の強化や人材の確保等により、地域産業の支援機能を飛躍的に高めることが必要となります。
雲南市においては、自立型地域経済圏の確立に向けたふるさと産業の創出の実現を目指し、雲南市産業振興センターを11月1日に設立いたしました。センターでは、意欲的な企業活動への支援や、雲南市の地域特性を生かした農と食の総合産業化への支援、さらには地域雇用の拡大、外貨の獲得につながる産業の育成を進める予定であります。また、産業振興センターには、市の産業推進化職員を配置いたしますが、産業界が必要とする情報、ノウハウなどみずからも専門的知識を持ち、企業の人脈を開拓することができる民間企業出身の産業創出プロデューサーを登用することとし、このたび島根三洋工業
代表取締役会長の三木善弘氏に御就任いただくことになりました。また、産業振興センターの業務を推進する上で、適宜、専門的な御助言をいただくアドバイザー2名の方にも御就任いただくことになりました。
11月25日には、雲南市産業振興センター設立を記念して講演会を開催し、三木産業創出プロデューサーの「甦る日本のものづくり」と題した記念講演に続き、雲南市産業振興センターの紹介、さらには参加者の交流会も企画し、市内外の事業者、関係機関の皆様の多数の参加により盛大に開催することができましたこと、厚くお礼を申し上げます。
続いて、平成17年産水稲作況指数についてであります。平成17年産水稲は、春から好天に恵まれたことから、悪天候に見舞われ不作となった昨年から一転、豊作となり、10月15日現在の作況指数は全国で102、島根県でも102となり、新たな米政策改革を支える集荷円滑化対策の発動が決定いたしました。
この制度は、需要に応じた米を計画的につくったのにもかかわらず、豊作で米価が値崩れすることを防ぐため、作況指数が101以上になった場合、過剰米を主食用米と区分して出荷するものでございます。しかしながら、この制度への加入率が面積ベースで7割程度と低く、加入していない農業者の方の過剰米処理をどのようにするかなど、具体的な取り組みについては、現在、JAが中心となって検討しているところであります。
また、本年産米の出荷状況数量は、11月10日現在では、計画出荷米予約数量11万6,520袋に対し、10万8,129袋の出荷商況であり、予約達成率93%であります。また、平成17年産水稲の1等米比率は、コシヒカリで81.5%という結果でありました。
水稲被害についてでありますが、NOSAIでは、その面積が1,988アールとなっており、昨年の1万6,085アールに比べて大幅に減少したところであります。
続いて、島根県共進会についてであります。合併後初めての島根県共進会が開催され、種畜共進会において、4区1等賞首席として掛合町、田部武弘さん出品の「はるいとかつ号」、2席に三刀屋町、三島敏章さん出品の「せきしげ号」、そしてJA女性部和牛審査会において、優勝に雲南桜チーム、準優勝に大東町姫ボタルがそれぞれ入賞されました。また、島根中央子牛共進会においては、大東町、野々村澄雄さん出品の「はまゆり号」がグランドチャンピオンという最高の栄誉に輝かれました。入賞されました皆様にお喜び申し上げますとともに、今後も引き続き飼養管理に励んでいただきますよう期待するところであります。
続いて、第1回日本たまごかけごはんシンポジウムについてであります。去る10月29日、30日の2日間、吉田町生涯学習交流館を主会場に、日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会の主催により、第1回日本たまごかけごはんシンポジウムが開催されました。これは、農林水産省、島根県、雲南市の支援を受け、NPO法人出雲学研究所理事長、藤岡大拙氏による「神話と食」と題した特別講演やシンポジウム等、さまざまな催しが盛大に開催されたところであります。
食の原点とも言える食材、御飯、卵、しょうゆをテーマにしたユニークな発想、企画に対し、全国的に大きな反響を呼び、延べ2,480人の参加があったところでございます。
開催後、特別協賛団体でもありました雲南市の第三セクター、株式会社吉田ふるさと村で販売しております卵かけごはん専用しょうゆ「おたまはん」の注文が殺到したと聞いているところでございます。全国への情報発信によって、雲南市への関心が高まり、意義あるものであったと思うところでございます。
続いて、平成17年度ゆうきの里雲南フェアについてであります。ゆうきの里雲南フェアは、雲南広域連合が実施主体となり、100万人都市広島での観光宣伝を目的に実施しておりますが、本年は、去る10月15日、16日の両日、広島城跡公園で開催された広島フードフェスティバルへ参加したところであります。雲南市からは、焼きサバ、乳製品、地酒、しょうゆ、出雲そば等、雲南の特産品を製造する5社が出展を行い、2日間で75万人の来場者があったところでございます。
続いて、奥出雲日帰りバスツアーの実施についてであります。雲南広域連合主催により、11月9日から20日にかけ、計5回にわたり広島から雲南地域へのバスツアーが開催されました。今回は、掛合町の酒蔵資料館等の見学、その後、三刀屋町内の秋祭りと神楽、地元の田舎料理を楽しんでいただく企画が2回、吉田町の街並みやたたらをめぐる企画が1回、加茂岩倉遺跡の見学、大東町の須我神社、神楽の宿での神楽を楽しんでいただく企画が2回開催されました。
総勢約130人の方がこの企画に参加されたところであり、広島から参加された皆さんの声としては、「手づくりの田舎料理がおいしかった」「地元の人との触れ合いが持ててよかった」「生の神楽に触れられ大変よかった」などの感想をいただいたところであります。
今回は初の試みで急な企画であったため、PR不足等も否めない状況ではありましたが、今回の反省をもとに関係機関とも十分協議を行い、今後も継続して実施できるよう取り組んでまいる考えでございます。
以上、5つの主要施策ごとに御報告と課題を申し述べましたが、次に、本議会以降取り組む課題について申し述べます。
まず、電子自治体の推進についてであります。住民基本台帳カードを利用しての電子自治体推進、また地域通貨システムを使った新しい
まちづくり活動を展開するために、各地域での
まちづくりイベントが開催された機会に、制度説明を含め普及拡大を行い、市民の皆様の御理解を得るよう努めてきたところであります。
11月6日には、総務省、雲南市、山陰中央新報社等の主催により、地域通貨フォーラムin雲南が大東町の古代鉄歌謡館で開催され、市内外から220名の参加者を得て盛大に開催したところであります。地域通貨は、12月から1月の2カ月間の実証実験を行い、雲南市ふるさと通貨として市内の温泉施設の入浴と売店の商品、特産品のオンラインショップで御利用をいただけます。この実証実験を踏まえ、来年度以降、本格的に運用してまいりたいと考えております。
また、18年1月からは、家にいながら住民票等の発行予約や印鑑証明申請ができるしまね電子申請が雲南市でもスタートいたします。さらに大災害時の避難者の安否確認を行うための避難者情報システムも住民基本台帳カードを利用してできるようにいたします。
雲南市では、住民基本台帳カードの独自発行と、しまね電子申請、地域通貨システム、避難者情報システムの取り組みにより、住民基本台帳カードの普及拡大を図り、電子自治体の推進を行ってまいります。
次に、障害者福祉施策についてであります。これまで、身体・知的・精神の障害種類別に分かれておりました障害者福祉制度を一本化する障害者自立支援法が特別国会において10月31日に成立し、平成18年4月から施行されることとなりました。これに伴い、障害者に対する施策が充実いたしますとともに、福祉サービスの利用につきましては、一律10%の利用者負担が必要となります。
これまで障害者に対しましては、福祉医療費助成制度等により、費用負担の軽減が図られてきましたが、10月から実施された福祉医療制度の改正と障害者自立支援医療制度の実施により、個人の負担が増加することから、障害者に対する新たな軽減対策が必要と考えております。
負担軽減措置につきましては、それぞれの障害者に対して均衡ある制度として実施する必要があり、障害者自立支援法に係る政令及び省令等に基づき、平成18年度から実施できるよう具体的な検討を進めていく所存であります。
なお、福祉医療費助成制度の改正により、この10月から負担が増加しました人工透析などの更生医療や育成医療につきましては、今年度は暫定的な措置として2分の1の負担軽減措置を行うこととし、所要額を補正予算案に計上し、10月にさかのぼって実施したいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いをいたします。
次に、特別養護老人ホーム笑寿苑増床工事についてであります。準備を進めておりました特別養護老人ホーム笑寿苑の20床増床工事につきましては、会期中に入札を行い、工事請負契約について追加提案をいたしますので、議決をいただきますようよろしくお願いを申し上げます。
次に、生涯学習センター整備事業についてであります。この事業につきましては、加茂総合センター2階を雲南市では3番目の図書館として整備するものでございます。年末までに改修工事を完了し、来年3月末にはオープンしたいと考えております。
11月19日、20日の両日には、市民の皆様に本を選んでいただく選書会を開催するなど、市民参画型の図書館を目指し、現在、生涯学習整備検討委員会の皆様との協働により準備を進めているところであります。
次に、平成17年度
一般会計補正予算についてであります。平成17年度
一般会計補正予算につきましては、定住促進賃貸住宅建設事業4,342万6,000円、立ち上がる産地育成支援事業1,433万7,000円及び中山間地域等直接支払制度交付金2,000万円等を計上しております。また、
国民健康保険事業特別会計補正予算外4件、水道事業及び
工業用水道事業会計補正予算の予算関連議案を上程いたしております。
また、他の議案としまして、雲南市
スポーツ振興審議会条例の制定について、市道の
路線認定及び
路線変更について、それぞれ提出いたしておりますので、慎重に御審議いただき、可決賜りますようよろしくお願いを申し上げ、行政報告並びに
提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(吾郷 廣幸君) ここで暫時休憩をいたします。11時から本会議を再開いたします。
午前10時40分休憩
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午前11時01分再開
○議長(吾郷 廣幸君) 会議を再開いたします。
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◎日程第10
提案理由の説明
○議長(吾郷 廣幸君) 日程第10、提出者から
提案理由の説明を求めます。
番外、高橋教育部長。
〔教育部長説明〕
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議案第182号 雲南市
スポーツ振興審議会条例の制定について
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○議長(吾郷 廣幸君) 番外、藤井総務部長。
〔総務部長説明〕
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議案第183号 平成17年度雲南市
一般会計補正予算(第7号)
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○議長(吾郷 廣幸君) 番外、大谷市民部長。
〔市民部長説明〕
───────────────────────────────
議案第184号 平成17年度雲南市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
───────────────────────────────
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、三原
水道局長。
〔
水道局長説明〕
───────────────────────────────
議案第185号 平成17年度雲南市
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
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○議長(吾郷 廣幸君) 番外、福間
建設部長
〔
建設部長説明〕
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議案第186号 平成17年度雲南市
生活排水処理事業特別会計補正予算(第2号)
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○議長(吾郷 廣幸君) ここで暫時休憩をいたします。午後1時から会議を再開いたします。
午前11時58分休憩
───────────────────────────────
午後 1時00分再開
○議長(吾郷 廣幸君) 会議を再開いたします。
引き続き、番外、細木
産業振興部長。
〔
産業振興部長説明〕
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議案第187号 平成17年度雲南市ゆとりの
里事業特別会計補正予算(第2号)
───────────────────────────────
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、福間
建設部長。
〔
建設部長説明〕
───────────────────────────────
議案第188号 平成17年度雲南市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)
───────────────────────────────
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、三原
水道局長。
〔
水道局長説明〕
───────────────────────────────
議案第189号 平成17年度雲南市
水道事業会計補正予算(第3号)
議案第190号 平成17年度雲南市
工業用水道事業会計補正予算(第2号)
───────────────────────────────
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、福間
建設部長。
〔
建設部長説明〕
───────────────────────────────
議案第191号 市道の
路線認定について
議案第192号 市道の
路線変更について
───────────────────────────────
○議長(吾郷 廣幸君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
ここで暫時休憩をして、午後2時から本会議を再開します。
午後1時37分休憩
───────────────────────────────
午後2時00分再開
○議長(吾郷 廣幸君) 会議を再開いたします。
─────────────・───・─────────────
◎日程第11 議案の質疑
○議長(吾郷 廣幸君) 日程第11、これから、提出された議案に対する質疑を行います。
質疑は条例その他と予算とを区別して行います。
最初に、議案第182号及び議案第191号から議案第192号までの条例その他について行います。質疑はありませんか。
23番。
○議員(23番 田中 隆君) まず、182号の
スポーツ振興審議会条例の制定についてということで、もうちょっと詳しく、具体的にこういう内容といいますか、どういう役割というのか、目的というのか、必ずこれがなけないけんということなのか、具体的なことを、ちょっとお尋ねしておきます。
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、高橋教育部長。
○教育部長(高橋 文男君) 23番議員の質問にお答えします。
スポーツ振興審議会の設置につきまして、これにつきましてはスポーツ振興法の規定に基づいて設置をするわけでございますが、このスポーツ振興法18条の2項につきましては、市町村に、スポーツに関する審議会その他の合議制の機関を置くことができるという規定をされております。
法の18条第3項では、市町村の教育委員会の諮問に応じて、スポーツの振興に関する重要事項について調査審議し、及び建議するということの規定になっておりまして、雲南市では、5月に雲南市教育基本計画を策定をいたしましたが、それを受けましてスポーツ振興に関する基本計画を策定をしたいというふうに考えております。
このスポーツ振興の基本計画を定めることにつきましては、このスポーツ振興審議会にあらかじめ意見を聞いて、それから策定するということになっておりますので、今回、その基本計画を立てたいということで、この審議会を立ち上げて、諮問して、それによって計画を策定したいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(吾郷 廣幸君) 6番。
○議員(6番 藤原 信宏君) 市道の
路線認定変更についてお伺いいたしますけども、それぞれの路線の認定や変更がどうこういうのではございませんで、基本的に県道払い下げとか、公共施設に通じる道路と、そういった特別な場合を除いて、一般的な市道認定の基本的要件、幅員とか、あるいは沿線の戸数は何戸以上とか、そうした一般の道路をぜひ市道に取り上げていただきたいという場合の基準というものがあるかどうか、その1点について伺いたいと思います。
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、福間
建設部長。
○
建設部長(福間 昇君) 雲南市の
路線認定の基準がございまして、その要件といたしましては、原則として幅員が3メーター以上を有しておりまして、一般の交通の用に供しておるという大前提がございます。その上で、市道以上の路線に接続する道路、集落間を連絡する道路、交通対策上必要な道路、市が新設した道路、国または県から移管された道路等々の認定基準におきまして認定をしておるところでございます。
また、民間の方が開発されて、土地は寄附するから市道認定をしてくれということの場合があった場合につきましては、それなりの条件がございまして、2戸以上とか待避所がなければいけないとか、側溝が整備されてるとか、いったふうに基準に当てはめて認定をしております。
○議長(吾郷 廣幸君) ほかにはありませんか。
19番。
○議員(19番 景山 源栄君) スポーツ振興審議会の委員の10名の皆さんは、どういうような観点で御選任されますか。どのような肩書とか、どういう気持ちで、例えば議員が入ってええとか悪いとかというようなことも含めてでございます。
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、高橋教育部長。
○教育部長(高橋 文男君) 19番議員にお答えします。
これのスポーツ振興審議会の委員の構成メンバーにつきましては、定数は10名以内ということでお願いをしておるところでございますが、現段階まだ、今、委員について、構成について検討中でございまして、まだ決まっておりませんけれども、やはり考えられることは、小学校や中学校、高校の体育連盟とか、あるいは体育協会とか体育指導員とか、それから競技団体とか、あるいは行政機関とか、それから島根大学との包括協定を結んでおりますので、島根大学の指導も仰ぎたいということで、アドバイザー的には入っていただきたいなというふうに思っております。
これにつきましては、委員につきましては、スポーツ振興法の第18条の第4項に規定されておりまして、委員についてはスポーツに関する学識経験のある者及び関係行政機関の職員の中から教育委員会が任命するということでございます。今現在、調整中でございます。以上でございます。
○議長(吾郷 廣幸君) 23番。
○議員(23番 田中 隆君) ゆとりの里の特別事業……(発言する者あり)そうか。
道路、聞かれたけ、失礼いたしましたわ。
○議長(吾郷 廣幸君) 予算ですから、後で。
○議員(23番 田中 隆君) 予算でした、あげだった。
○議長(吾郷 廣幸君) ほかにはありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(吾郷 廣幸君) ないようでありますので、条例その他についての質疑を終わります。
次に、議案第183号から議案第190号までの予算についてを行います。質疑はありませんか。
23番。
○議員(23番 田中 隆君) 失礼いたしました。
187号、ゆとりの里事業
特別会計について、ちょっとお尋ねしておきたいと思いますが、入館料の減額220万でございますが、これは、ああして今、泉源開発しておられまして、そのためにかじか荘と桂荘を中止にして、それで500円を300円に値下げして、今、現行、対応しておられますが、桂荘とかじか荘のお客様が、要するにそのお客さんがゆとりの里に足を向けて御利用になってないかなと、値下げしてやられましたが、人数的にカバーができておらないのかなということで、地元の私としましては、ああして今後の検討にしたいと思っておりますが、ゆとりの里への人数はどのぐらいふえて、ふえておるんだけども、まだ予算的には減額せないけんということなのか、そこのとこの兼ね合いがわかればお聞かせいただきたいと思いますが。質問の内容、わかりますか。
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、堀江大東総合センター長。
○
大東総合センター所長(堀江 善彦君) ゆとりの里の入館の客数でございますけども、先ほど御質問があったように本泉の井戸を掘っておりまして、かじか荘、桂荘については閉館中ということで、そのお客さん方はゆとりの里の方でお入りいただくということで減額いたしておりますけども、9月と比べまして10月現在で、10月と比べますと96名ふえております。ゆとりの里は96名ふえておりますけども、かじか荘、桂荘のお客さんが全体的にはそっちの方へは流れてないという状況でございます。以上でございます。
○議長(吾郷 廣幸君) いいですね。
6番。
○議員(6番 藤原 信宏君)
一般会計関連で2点ほどお伺いいたしますが、1点は、全般に
一般会計だけじゃなくて、給与、手当の削減についてでございます。
今回の予算には、どうも給与費明細も含めて全く反映されていないようでございますが、当初の、先ほどの所信表明といいますか、行政報告の中でも、5%減額を含む8%程度の削減に踏み切ったということを市長おっしゃいました。そういう中で、この12月議会に報告されながら、この予算の12月からの5%とか、手当の10%削減、そういったものが予算に反映をされていないというのは不都合ではないかと。セットで当然予算化すべきであると思いますし、この間の臨時議会は余り条例が多くてちょっと覚えませんが、もしあのときに削減に関する条例提案がなされておれば、当然、今回セットで給与費の削減も決まった分については提案されるべきだと、私、考えますけども、その点の見解を伺います。
2点目は、定住促進賃貸住宅建設事業4,342万6,000円ということで、県補助金のトンネルのように思いますけども、大東の3棟、掛合1棟で合わせて2億円余りだったと思います。これについての事業の進捗状況、今どういう状況になっておるかということと、今年度完了の見込みはどうなのかということに対して、2点についてお伺いいたします。
○議長(吾郷 廣幸君) 藤井総務部長。
○総務部長(藤井 勤君) 1点目につきましてお答えさせていただきます。
給与の減額が当初の補正予算に反映されてないということですが、ちょっと説明不足で申しわけございませんでしたが、15日に追加提案を、給与関係の条例改正に伴う、この減額の、また補正予算につきまして提案をさせていただくということで、
議会運営委員会の方へは一応そのようにお話をして、御了解をいただいておりますので、その節によろしくお願いしたいと思います。
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、家島
政策企画部長。
○
政策企画部長(家島 保夫君) 2点目の御質問でございますが、定住促進賃貸住宅建設事業でございます。
これにつきましては、事業主体を島根県住宅供給公社が事業主体となって行うものでございます。去る11月の28日の臨時議会で、損失補償の議決をいただいたところでございまして、基本協定を締結いたしまして、公社の予定では12月の9日に入札が行われるということでございます。この基本協定の中で、年度内の竣工と、完成ということでございますので、来年の3月31日までには完成させるというスケジュールでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(吾郷 廣幸君) 12番。
○議員(12番
光谷由紀子君) 説明書の方ですけれども、10ページ、総務費、総務管理費の財産管理費で、公有財産購入費2,150万ということで、国の機関の統計事務所が閉鎖されたということでの、今度、市として購入するということですけれども、国の機関での統計事務所が廃止になったということで、国との交渉の状況ですね、その点、お聞かせ願いたいと思います。払い下げの方向では動けなかったのかどうなのか、そこらあたりを聞いておきたいと思います。
そして、もう1点では、教育民生委員会でも施設を見せていただきましたけれども、福祉施設にという希望の声も出ておりますけれども、その点、今回、庁舎施設整備事業ということで出されておりますけれども、その点の方向性、お聞かせ願いたいと思います。以上です。
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、藤井総務部長。
○総務部長(藤井 勤君) 10ページの庁舎の施設整備事業でございますが、先ほどございますように、農水省の統計情報事務所、これが5月末ですか、出雲の方へ統合になりました。建物につきましては、かなり古い建物でございますけれども、鉄筋コンクリートの360平米ばかしということでございまして、この評価につきましては、私どもの方も不動産鑑定士の方で調査をしていただきまして、一応、この土地については781平米でございます。これがざっと約2,000万と、それから建物が150万円ということで、2,150万でございます。これから、向こうの農水省の方との協議といいますか、払い下げの協議に入らせていただくということになります。
それから、あそこの取得後の利用ということにつきまして、いろいろ議会の教育民生委員会の方からでも意見をいただいているところでございますけれども、今のところ私どもとしても、この本庁舎内での書籍というか、文書などがなかなか置き場が、十分なスペースが確保できないということで、当面はそこを書庫といいますか、文書保管というふうな形で利用させていただいたらというふうに思っております。あそこを本格的に使うということになりますと、いろいろトイレとか、かなり内部の改修を伴うようになってこようかと思っておりまして、当面、今のところは、余りそうした負担のかからない形での利用を考えていきたいというふうに思っております。以上でございます。
○議長(吾郷 廣幸君) 12番、よろしいですか。
6番。
○議員(6番 藤原 信宏君) もう1点ほどお聞かせ願いたいと思いますが、交通安全対策費の中の防犯街路灯設置事業補助金ということで、設置要綱がまとまったからというような御説明があったと思いますが、今まで防犯灯なり街路灯、そういったもの、町村まちまちだったと思います。
それで、今回、それを設置の事業補助金については結構だろうと思いますが、その後の管理、そういったものについては管理なり、その維持費、大変でございますが、そのあたりの管理はどのようにされるかということが決定してるのかどうか、伺いたいと思います。
○議長(吾郷 廣幸君) 答弁して。
藤井総務部長。
○総務部長(藤井 勤君) 防犯街路灯の設置事業の補助金、これは、これまで、例えば電灯代なんかも含めて補助しておられるところや、それから街路灯の設置だけと。本体を設置する場合とか、あるいは電柱に添架する場合とか、この補助要綱といいますか、そういうものがまちまちでございましたので、今回、統一をいたしまして、一応2分の1の補助ということで予算化をさせていただきました。以上でございます。(「後の管理」と呼ぶ者あり)
基本的に後の管理につきましては、これそれぞれの自治会でお願いをしたいというふうに思っております。
○議長(吾郷 廣幸君) 2番。
○議員(2番 足立 昭二君) 予算の説明書、12ページですけど、ちょっとこれ、教えていただきたいですが、地域振興基金770万減で、戻すということですが、これは例のというんですか、地域振興補助金の7,000幾らの分ですか、違いますか。違っとれば、どういうことかということ、それだけ。
○議長(吾郷 廣幸君) 藤井総務部長。
○総務部長(藤井 勤君) お答えします。
この地域振興基金積立金770万円の減額になっておりますが、これは当初、積立額が3億6,000万を予定をいたしておりました。これが3億5,230万円に減額ということになりまして、これのいわゆる95%部分、地域振興基金事業債というのが、当初では3億4,200万円でございましたが、今回、減額になりまして3億3,460万円ということになったものでございます。以上でございます。
○議長(吾郷 廣幸君) 20番。
○議員(20番 板持 達夫君) 総務部長にお伺いするのがいいのか、
健康福祉部長にお伺いするのがいいかわかりませんが、先ほどの光谷議員との関連質問であります。
通称、統計事務所を庁舎施設整備費として、今回、2,150万計上されていますね。先ほどの議員の質問に、総務部長は、庁舎の文書管理、そういった倉庫が非常に手狭であるということで、基本的には倉庫利用というお答えがあったわけですけども、これまで精神障害者通所施設である共同作業所さくらんぼさんの方から、作業所が非常に狭くなったし、2階に上がることも高齢化をして非常に難しくなった、場所を変えて、施設を変えて、共同作業所の移築という要望が出ておったわけであります。教育民生部としても全会一致で採択すべきということと、それから議会でも採択をさせていただいたところであります。旧統計事務所の跡地利用については、今、総務部長がお答えになったことがコンクリートされた考え方であるのか、あるいはそういった共同作業所さくらんぼさんの関係で、どういうふうにお考えであるのか、そういったことが今検討されている段階で結構でありますので、お聞かせを願いたいと思います。意味がわかりますか。ちょっと。
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、藤井総務部長。
○総務部長(藤井 勤君) 先ほど2番議員の御質問で、地域振興基金、ちょっと勘違いしておりましたが、これは現在今、地域振興基金で予算7,000万円ですね、これの減額というものではございませんので、その点、お含みおきをお願いしたいと思います。
それから、先ほどの御質問でございますけれども、今、書庫なり文書保管庫といいますか、譲り受けていただきましたら、そういうものを検討しております。まだ、具体のこの中身でそれを、書庫を設置した場合の経費的な改修などにつきましては、これから検討ということになります。
片方、ああして精神障害者のさくらんぼさんの、もう手狭になってると、それから対象者の方が、当初、あれは10名ぐらいだったですか、だけん何かそういう活動の場所を確保してほしいという陳情が木次町時代あったわけですけれども、現在、20名を超えているということでございました。それで、私も管財課長らと一緒に、実は2度、さくらんぼさん、あそこの事務の方とか、るるお話も一緒に伺いました。また、大東、それから加茂、三刀屋のそういうふうな施設も拝見させていただきまして、確かにそういうところと比べますと立派なものができておりますね、それぞれ3町におきましては。木次町の分はいかにも貧弱な感じ、そういう印象を受けたところでございます。
ただ、場所的には、あそこの事務の女性の方もおっしゃっておりましたけれども、一番立地的には本当にいいところで最高の場所ですと、ただ、ここでもうちょっと広いとなおさらいいですがというふうなお話を聞かせていただきました。そこへ、統計情報事務所跡を何とかこのさくらんぼさんで1階を貸してもらえないかということは、十分そういう御要望があるということは承知をいたしておりますけれども、これをどうそれに対応していくのかというのは、これから十分部内で慎重な検討をしていく必要があるんじゃないかなというふうに思っているところでございます。
したがって、まだほかにそうしたさくらんぼへか、転用するとか、そういうふうなとか、あるいはほかのものに何か使っていくというふうなことは、まだ現時点では白紙の状態ということで御理解お願いしたいと思います。以上でございます。
○議長(吾郷 廣幸君) 18番。
○議員(18番 深田 徳夫君) それではソフトに、2点ほどお願いいたします。
23ページの節のところ尋ねてもいいかわかりませんが、23ページの40款の20目のところで、そこの節の職員手当等が700万円の減、これはなぜ700万、今ここで大きな700万が出とるが、中身は何かなというところをお尋ねをいたします。
それと、簡易水道事業で、またほかの人もあるいは質問されるかもしれませんけれども、38ページ、この中で1,200万の加茂町の簡易水道負担金で、中澤さんからの負担金だと、こういうお話でございまして、支出のところで加茂町一般管理費の工事請負費、ここかとは思いますけれども1,400万、ここで支出される。それで、50ミリの管を75にされるということで、私、記憶的にあの辺、何ぼの配管がされておるのか、ちょっと記憶がございませんけれども、それの75がいく容量というんですか、いうようなものが大丈夫かどうかいう確認と、それと50と75の工事の、何ていうんですかね、事業増、この辺の関連について。
それと聞く機会がございませんので、中澤さんが工事をされてる、今どんどん拡張をされてる中でございますが、この辺についてどういう協議があってるのか、もし、予算に関連してちょっとお尋ねをしておきたいと思います。機会がないもので事業についてもちょっとお尋ねします。以上です。
○議長(吾郷 廣幸君) 先にあった水道。水道を先にいきますか。
番外、三原
水道局長。
○
水道局長(三原 英男君) 現在、あそこのところで、あれは斐川板金ですね、鉄筋屋さん、板金屋でない、鉄筋屋さんですか。あそこのところまで75がずっと、あれは三代といいますか、あちらの方から来ておりまして、それにそこから、あそこんとこにゴルフの打ちっ放しとか民家がありまして、五、六軒分ほどですけど、これは現在30ミリで斐川鉄筋のとこから上の受水槽へ上げておりますが、これは夜にのみ上、また配水池をつくっておりまして、そこへ持ち上げて、20トンだったと思います。それを昼おろして、あそこら辺、五、六軒、打ちっ放しを含めて、今使っておられるような状況でございます。
今回の中澤不動産さんの予定では、14戸から20戸分譲をつくるということでございまして、それに対応させるにはちょっともういっぱいでございますので、新たな宅地開発ということでございまして、中澤さんでやられる、そのぐらいな軒数ですと50で配管されればよいわけでございますが、うちも将来的なこともございますので、せっかくのぞいておるところが75ですので、それから先を100に上げるとか150にするというわけにはいきませんので、同じ口径なもので、径が50ミリも75も同じ幅と、深さは大体60センチに決まっておりますので掘ればいいわけですけど。そこへ入れますので、だけん管代のさや代ですね、50と75との差。これだけが200万ぐらいの差がありますもんで、それをもらってうちはこの際、大きくしておくと。そうすれば、そこら辺で万一、何軒かでもあったときも、それで対応ができるというような格好でございます。
それで、工事をされるわけでございますが、それについては御負担は、その50ミリの分でもらいまして、できた後はこれは市の水道局の方へ寄贈をいただくと。簡水ですので簡水のとこにですね。だけん、あとほかの人が引かれてもどうこうというような、おれは今まで出いとるから、ちょんぼし、分け前をこっちへ下さいというようなことは言われないような格好になっておりまして、1軒、2軒とかいうような分は、うちが大きくした分で対応もしていくということでございます。
あそこら辺の関係、今、こちらの木次町分でもそういう事案も上がったりしておりまして、どちらから来ても圧がないようなところでして、今後、斐伊川水道の関係で、もう加茂は最低でも500トンは受水をするようにしておりますので、今、計画を立てております中で、あそこら辺、もうちょっと、加茂の方でも使えるし、木次でも大東でも使えるような格好で、将来的なものを踏まえて、そういう計画を立てていかないけんじゃないかというふうに思っている場所でございまして、その工事費差額は200万ぐらいでできるということで、今回やっております。
あとの下水とかいろんなものがありますが、これは開発協議がかかっておりますので、ほかの部の方からお答えします。よろしくお願いします。
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、家島
政策企画部長。
○
政策企画部長(家島 保夫君) 今回の中澤不動産のここの開発の関係でございますが、開発面積が1万平米以内ということでございまして、この1万平米を超えますと島根県の方へ開発協議を行っていただきますが、1万平米以内でございますので、雲南市の方へ開発協議をしていただいたところでございます。この雲南市の方でも、この窓口は政策企画部でございますが、関係部局でこの調整会議を行ったところでございます。
そうした中で、いわゆる上水・下水の問題、あるいは防災の観点からの問題、そういった等、問題がございますが、それらは各部局の方で整理していただいて、雲南市としてはこういった条件でやっていただきたいということを提示しておりますし、また、地元の方ですけど、この南加茂地区あるいは宇治地区の方にも、開発業者の方から説明等いただいて了解が得られておるということでございます。土地利用調整会議で、雲南市としては、この開発を認めておるということでございます。
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、福間
建設部長。
○
建設部長(福間 昇君) 土木費の都市計画整備費のうちの職員手当700万の減額でございますが、当初予算で時間外手当を組んでおりました。もちろん、
まちづくり総合整備事業、それから
まちづくり交付金事業でかなりの残業もしておりますので、そういったところに充てようと当初予算を組んでおりましたが、事業費の方へ組みかえておりますので、その関係で700万減ということでございます。
○議長(吾郷 廣幸君) どうですか。
18番。
○議員(18番 深田 徳夫君) いずれもわかりましたけども、1点だけ、水道は、今の斐川鉄筋からずっと引いて延長距離ですね、あそこの宅地までずっと引くということですね、分岐をさせてという意味でございますね。
それと、もう1点、開発協議、この庁内でやられたということでございますけれども、私ども最初に聞いとったのは、アパートか何かが建つということでしたけれども、それは最初からアパートだけだったのか、さらに拡大されたのか、我々が聞いとったのとちょっと違うのかなと思ったりしましたけども、いい事業でございますので、それにどうちゅうことはございませんが、その経過はどうだったのかなということほどお願いいたします。以上です。
○議長(吾郷 廣幸君) 三原
水道局長。
○
水道局長(三原 英男君) 今、先ほど説明しましたように30で送ったものを一回、受水槽にためまして、それを夜に上に上げておりますので、配水池の方へ。今回75で来れば量が余計来ますから、送り上げて、おりてくるのは100でおりとりますので、配水池から下へは。加茂ですので、大方御存じだろうと思いますが、30でふもとまでは来ておりまして、受水槽へ。そこからポンプアップして、上に20トンの配水池がありますので、そこに夜ためておいて、それを昼に流して使っておるということですが、今回、75ですと、もうちょっと余計の量が来ますので、昼でもくんだり上げたりができます。だけん、量的に余計送れるということになります。現在の30のものを大きくしますので、ただ口径数字比率でやってみますと、ただその倍々というようなことじゃない、もっと量が余計になりますので。それで上げておろしたのを、今度、住宅ができておりますので、それぞれのところまでは、この工事費の中で配水の方はしてきて、メーターから中は、もちろん向こうの中になりますけど、あそこまでは上からおりた分を、また引いておりるようにしております。これは50、最初は50ぐらいですか、中は、こういう計画でございます。今おりておるところから分岐させて、また持ってくる。受水槽へ向かって大きなもので入れるようにするということです。
○議長(吾郷 廣幸君) 家島
政策企画部長。
○
政策企画部長(家島 保夫君) 今回の最初の計画は3,000平米以内。その3,000平米以内ですと、雲南市の方も特に開発協議を求めない面積でございます。この3,000平米以内で、少数の宅地の分譲を計画しておるという話は聞いておりましたが、その後、開発業者の方では、もっと1万平米以内のところまで面積を拡大して分譲宅地にしたいという計画に変わってきたということでございますので、御理解のほどお願いいたします。
○議長(吾郷 廣幸君) 25番。
○議員(25番 金山 寿忠君) 2点についてお伺いいたします。
予算に関する説明書の11ページの一番下の自治振興費の中の人材育成支援補助金75万円、これの内容について御説明をお願いをしたいと思います。
それと54ページでございますが、土地区画整理事業
特別会計の不動産売り払いが5,790万4,000円計上してありますが、差し支えなければ、この面積と単価を教えていただきたいと思います。以上です。
○議長(吾郷 廣幸君) 番外、堀江
大東総合センター所長。
○
大東総合センター所長(堀江 善彦君) 先ほどの御質問でございますけど、まず予算書の7ページの方をお開きいただきたいと思っております。
歳入の方の90款25項20目の雑入でございますが、説明欄の上から6行にありますけども、島根県町村会の人材育成資金75万、このものを補助をいただいて行う事業でございます。人材育成支援補助金ということで、歳出の方で上げておりますけども、中身につきましては、大東町自治振興協議会のトンネルの補助金でございます。中身につきましては、自治振興協議会で大東未来塾というものをつくっております。これは大東地域の未来を担う人材の掘り起こしや育成を図るための、いわゆる人材育成塾を開講しております。補助金の使途につきましては、この研修費が主体となっております。以上でございます。
○議長(吾郷 廣幸君) 福間
建設部長。
○
建設部長(福間 昇君) 土地区画整理事業の売り払いでございますが、5区画、2,235平方メートルでございます。2万1,700円、平米当たりから2万9,600円と場所によって若干違いはございますが、この単価でございます。
○議長(吾郷 廣幸君) いいですか。
ほかにはありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(吾郷 廣幸君) ないようでありますので、予算についての質疑を終わります。
以上で議案の質疑を終わります。
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◎追加日程第1 諮問第1号
○議長(吾郷 廣幸君) お諮りいたします。諮問第1号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、1件を議事日程に追加したいと思います。これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吾郷 廣幸君) 異議なしと認めます。よって、諮問第1号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議事日程に追加することに決定をいたしました。
議案の配付を。
〔追加日程表配付〕
○議長(吾郷 廣幸君) 追加日程第1、諮問第1号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
事務局長が
提案理由の説明を行います。
番外、事務局長。
○事務局長(景山 英好君) 諮問第1号。
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員候補者として、次の者を推薦につき、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求める。平成17年12月6日提出。
雲南市議会議長、吾郷廣幸。記。1、住所、雲南市掛合町掛合988番地。2、氏名、佐野紀子。3、生年月日、昭和25年6月19日生まれ。4、任期、平成18年4月1日から平成21年3月31日。3カ年でございます。以上でございます。
○議長(吾郷 廣幸君) 説明が終わりました。
これより、提出された議案に対する質疑を行います。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吾郷 廣幸君) ないようでありますので、質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第1号、
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吾郷 廣幸君) 異議なしと認めます。よって、審問第1号は、原案のとおり推薦することに異議のない旨、市長に通知することに決定をいたしました。
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○議長(吾郷 廣幸君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。御苦労さまでした。
午後2時50分散会
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